敗戦による混乱期、米軍が進駐してきます。横須賀は異文化を取り入れ、それを融合し新たな街へと発展していきます。その一端を見てみましょう。

第4代　在日米海軍司令官デッカー少将（在任期間1946．4～1950．6）は荒廃した横須賀の復興に貢献した。その貢献の一つにミッション系の学校（栄光学園、清泉女学院、横須賀学院）の横須賀への誘致が掲げられる。

デーカー少将の応援もあり、海軍工廠船越の実験部の跡地に1947年（昭和22年）イエズス会によって栄光中学校が開学した。

記念艦三笠（白濱）に続く道、戦前ここに海軍機関学校・工機学校があった。戦後間もない1946年、長野を拠点としていたシスター達のもとにデッカー司令官からミッションスクール開校の要請が届いた。1947年清泉女学院小学校、中学校　48年に高等学校、50年に清泉女子大学が横須賀の地に開学した。現在神奈川歯科大が開学しているが、清泉女学院創立75周年を記念して2022年神奈川歯科大内に記念碑が建立された。

工事中

戦後横須賀の長井において隠遁生活をしながら、海軍最後の海軍大将　井上成美大将は地元の子供達に英語を教えていました。

「原信夫とシャープス＆フラッツ」のリーダーとして活躍したサックス奏者の原信夫（はら・のぶお、本名・塚原信夫＝つかはら・のぶお）さん死去（2021年6月21日９４歳）
富山市出身。横須賀海軍軍楽隊に入隊し、終戦後は進駐軍相手にクラブで演奏、1951年にシャープス＆フラッツを結成した。

混乱期の当時の横須賀と今とを見てみましょう。